介護現場で大いに活躍するためには、利用者から親しまれ、信頼される存在になる必要がある。
人望が厚い介護士は、利用者やその家族から、頼りにされ、慕われているものだ。
では、利用者に親しまれるためには、どのような要素が求められるのだろうか。
基本的に求められるのが、高いコミュニケーション能力だ。
介護現場は人と人が密につながる場であり、良好なコミュニケーションは質の高い介護サービスを提供するうえで欠かせない。
特に、利用者と仲良くできる介護士は、聞き上手である可能性が高い。
利用者は、人生経験が豊富な先輩たちだ。
昔話や趣味の話、家族の話など、利用者の多くは誰かに話を聞いてもらいたいと思っている。
その話に耳を傾け、共感しながら話を聞ける介護士は、相手の心を開き、信頼関係を築けるのだ。
同時に、笑顔でいることも重要だ。
笑顔は、言葉を発しなくても相手に好印象を与えることができる、強力なコミュニケーションツールといえる。
笑顔で接することで、相手の警戒心を解き、安心感や親しみやすさ、温かさを伝えることができる。
また、利用者に親しまれる介護士は、清潔感のある身だしなみを実践している。
利用者の生活に密着する介護士は、側にいて安心できる存在でいなければならない。
不快感を与えないよう、いつも清潔感ある服装や髪型を意識することは、大事な鉄則だ。
もちろん、介護業務は、身体を動かす機会が多いため、動きやすい服装であることも重要だ。