介護職の仕事内容と働き方の特徴

介護職とは、日常生活に不自由がある高齢者に対して身の回りの手助けをする仕事である。
日常生活のサポートをしながら、その人らしい生き生きとした毎日を送れるようになることを目的としている。

介護職の主な仕事場は老人ホームなどの入所施設だ。
他にも高齢者が日中のみ利用するデイサービス施設や訪問介護などの活躍の場がある。
具体的な仕事内容としては、着替えの手伝いや入浴介助、移動の介助などが挙げられる。
工作や調理体験などのレクリエーションを実施することもある。
夜はトイレに付き添ったり、眠れないなどの訴えに対処したりする。
重要なのは何でも助けるというのではなく、可能なことは自分でやってもらい自立した生活を送れるようにサポートすることである。

介護の仕事は、高齢者が暮らしている場所であればどこでも必要とされる。
そのためUターンやIターン就職する場合でも仕事探しに困ることは少ないだろう。

介護職はホームヘルパー2級以上の資格があると就職の際有利になるが、無資格でも働くことが可能である。
働きながら資格取得を目指せるところも多く、事業所によっては資格取得の支援を行っている。

就職する上で年齢や性別が障害になりにくいことも介護職の特徴だ。60代の女性が介護職として働いているケースもある。
パートとして働ける施設も多く、子育て中の方でも勤めやすい。
子育てしながらパートとして働き、資格を取得してキャリアアップを目指すといった働き方をしている人が多いのも介護職の特徴といえる。